ユングフラウ
ユングフラウ
グリンデルワルトを出た列車はすぐ次の谷底の駅(グルント)で方向転換する。スイスの登山鉄道はほとんどが急勾配を登るため、動力車は常に谷川に配置しているのが特徴である。
列車はぐんぐん高度をかせぎ、アイガーの垂直の断崖の岩肌と質感を感じながら北壁の真下を横切りクライネシャイデックに到着する。
ここはヴェンゲン方面から登ってきた線路と出会うと共にユングフラウ鉄道に乗り換える駅で、アイガー、メンヒ、ユングフラウの姿をじっくり目に焼き付けるところとも言えよう。
ユングフラウ鉄道に乗り換え、文字通りの登山鉄道はユングフラウヨッホを目指して出発する。
次の駅アイガーグレッチャーを出ると、ほとんどはトンネルの中で途中停車駅が二つある。
それぞれ5分ほどの停車時間があり、アイガーヴァント駅では北壁をくりぬいた窓からその難所を間近に見られ、次のアイスメーア駅では「氷の海」の名の通り、フィッシャー氷河がまぶしい。
到着したユングフラウヨッホ駅はトンネルの中で。スフインクス・テラスへの標識をたどり、エレベーターのドアが開いたときは、まぶしさに一瞬何も見えなくなる。
トップ・オブ・ヨーロッパの展望である。
★アレッチ氷河
★観光客でにぎわうプラトー展望台とアイガー
●続いてメンリフェンへ
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