シュヴァルツゼー
シュヴァルツゼー
●今日はシュヴァルツゼーに行って、マッターホルンをもう少し間近に見たい。
天気は絶好である。ツェルマットのメイン通りを避けて川の対岸の通りを10分程歩くとゴンドラリフトの駅だ。
川の水は乳白色、これは氷河が溶けた水を集めているので日本では見られないものだという。
ちょうど正面にはマッターホルンが私たちをご機嫌よく待っていてくれる。
ゴンドラリフトの駅からは7分ほどで乗り換えのフーリーに着く。
ここからは、トロッケーナ・シュテイクを経由してクライン・マッターホルンに行くゴンドラリフトが出ているが、今回はシュヴァルツゼー行きに乗る。
シュヴァルツゼー駅に着くとシュヴァルツゼーは其の名の通り黒い湖、と言うより思いの外小さい池?であり、畔には小さな教会の建物が見える。
高山植物のかわいらしい花が風に揺れているがマッターホルンはヘルンリ尾根に隠れて見えない。湖面には、ブライトホルン(4165m)の白い頭がにその美しい姿を写している。
シュヴァルツゼー(黒い湖)を後にホテルの方に歩くと右手に突然マッターホルンが眼前にそそり立つ。マッターホルンの足元にいるのだ。
あの岩の巨人が目の前に天を衝く。幾多の命を奪ってきたにもかかわらず、山を愛する人々を魅了してやまない姿だ。
正面のヘルンリ稜をたどると、ヘルンリ小屋が小さく見える。右側の昼なを暗い岸壁が有名な北壁だ。
レストランでお茶をしながら思い切り彼の姿を堪能する。
●シュヴァルツゼーのレストラン前からのブライトホルン(正面)とクラインマッターホルン(右)
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